この子らを救わん 愛の「おぎゃー献金」物語

く第 1 京> 天使の「三姉妹」 強さ、愛情の深さに 、 何といっても声を大 ていいたいのは 、 この母親が三人の子ら 、 いつも堂々と生きてき 今でこそこんなことをいう 、 当時は一人ならいざ知らず 、 よりによって三人も重 度の障害をもっ子が生まれてき 、「過去か、 さらには先祖が犯した罪に対す を受けたのだ」といったうわさがさ 世間の白眼に耐え切れない親たちは 、 不幸な我が子をさらに不幸へと追いやり 目に触れさせないようにと屋根誕や納戸へ 旧家や経済力のある家などでは、わざわざそのた めたこともあったようです。しかし三人姉妹 両親 したり、閉じ込めようなどとは思わなかった です 。 障害児が三人ともなれば隠しおおせなかったと いうこともあるかもしれません。しかし、やはり正々堂々と ったからこそそうできたのではないでしょうか。 今は珍しくなりましたが 、当時、たま に地方回りの映画や芝居がやってきました。すると母親は 、 三人の姉妹を連れて見物に出 けるのです 。三 人とも歩くこともできないので、一人をおんぶし、一 人を胸に抱き、もう一人を肩車にして外出するのです。こんなかっこうです , 同情の目もあったでしょう。けれども好奇の目で見る人が多か たであろうこ

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